「日本の株式会社」(葛西会員卓話)
- -
- by webmaster
- 2012.01.21 Saturday 08:47
元S検査センター常務でもあった葛西会員より要約以下のようなお話がありました。
その後会員同士のディスカッションは、人口減少時代の日本の資本主義の前途までの広い討議が続き、いつもの例会とは一味違ったものとなりました。
要約
JASDAC上場会社の役員経験をもとに、株主総会など日本の実情を少しお話します。
3月が期末の会社では5月まで決算報告を行い、その後3か月以内に株主総会を開きます。株主総会が近づくと黒字の会社の社長は役員構想を練ってにやにや?しますが、赤字会社の社長は緊張します。総務の管理職は株主総会前1か月は超過勤務を強いられ、膨大な資料と当日のシナリオを作ります。通常20分ほどで終わりますが、短ければ短いほど社長にとっても総務にとっても具合がいいわけです。
株主総会場では通常前のほうに社員株主が座り、中段に銀行保険会社などの安定株主、そして後ろのほうに一般株主が座ります。委任状が5割以上集まればまったく問題はないのですが、当日どんな株主が現れるか時には緊張が走ります。
決算報告、取締役選任などの案件が順次進みますが、通常は採決せず、社長たる議長のご異議ございませんかの一声で異議なしという声が会場からあがって承認されます。後ろの隅には暴対の私服警察官が控えてひることも多いです。
さて、最近のオリンパスや大王製紙の不祥事は氷山の一角だと考えます。なぜなら、一旦役員になると世間的待遇もずいぶん異なり、なかには勘違いをする人も出てきますし、その立場を守ることが目的になってきますから、くさいものにはふたをするのが現役員の行動基準となります。
私は欧米型の市場資本主義が必ずしもいいとは考えておりませんが、こうした日本型形式資本主義も改善が必要だと考えます。
その後会員同士のディスカッションは、人口減少時代の日本の資本主義の前途までの広い討議が続き、いつもの例会とは一味違ったものとなりました。
要約
JASDAC上場会社の役員経験をもとに、株主総会など日本の実情を少しお話します。
3月が期末の会社では5月まで決算報告を行い、その後3か月以内に株主総会を開きます。株主総会が近づくと黒字の会社の社長は役員構想を練ってにやにや?しますが、赤字会社の社長は緊張します。総務の管理職は株主総会前1か月は超過勤務を強いられ、膨大な資料と当日のシナリオを作ります。通常20分ほどで終わりますが、短ければ短いほど社長にとっても総務にとっても具合がいいわけです。
株主総会場では通常前のほうに社員株主が座り、中段に銀行保険会社などの安定株主、そして後ろのほうに一般株主が座ります。委任状が5割以上集まればまったく問題はないのですが、当日どんな株主が現れるか時には緊張が走ります。
決算報告、取締役選任などの案件が順次進みますが、通常は採決せず、社長たる議長のご異議ございませんかの一声で異議なしという声が会場からあがって承認されます。後ろの隅には暴対の私服警察官が控えてひることも多いです。
さて、最近のオリンパスや大王製紙の不祥事は氷山の一角だと考えます。なぜなら、一旦役員になると世間的待遇もずいぶん異なり、なかには勘違いをする人も出てきますし、その立場を守ることが目的になってきますから、くさいものにはふたをするのが現役員の行動基準となります。
私は欧米型の市場資本主義が必ずしもいいとは考えておりませんが、こうした日本型形式資本主義も改善が必要だと考えます。
- -
- -